おはようございます。
Fukushi Vision Group株式会社 医療・介護・福祉経営コンサルティングの塚本です。
本日は『医療・介護・福祉のマーケティング』について考えたいと思います。
医療・介護・福祉のマーケティングと言われても「??」と疑問がわいてきますが、先日、ニーズとイノベーションという講義を受けた中で私の考察とこれまでの経験を交えて論じさせていただきます。
第一に、まずはマーケティングの定義について考えなければなりません。
ここでいう医療・介護・福祉のマーケティングでは、主に経営的側面にある売上に焦点が当たると思います。
誰が言っていたか記憶がなくなっているのですが、2つほど定義されていたと思います。
【マーケティングの定義】
1.自動で勝手に商品やサービスが売れる仕組みを作ること。
2.見込み客を”営業マン”の前に連れてくること。
「1」と「2」について、どちらも似ているのですが、結果が異なるのは分かりやすいかと思います。
「1」では仕組み作りであり、結果として売れることを目的としています。
「2」では結果として売れることを目的とせず、商談や交渉という席に見込み客を連れてくるプロセスのことを指しています。
訪問医療マッサージ、訪問看護ステーション、訪問診療クリニックであれば利用者が直接、あるいはケアマネジャーや介護施設が”自動かつ勝手”に申し込みをしてくる仕組みを作る事になります。
あるいは、これらの事業所に営業担当者がいれば、営業担当者の前に利用者を連れてくることになります。
病院であれば、新規外来患者、入院患者が自動で勝手に病院を選択するような仕組みづくりと、地域連携室の前方連携部に連絡がくるように”仕向ける”ことが必要となります。
いずれにせよ、このマーケティングというのは非常に難しいのです。
成功した事例、失敗した事例が数多くあるにも関わらず、誰一人として集客や集患を連続的に、かつ持続的に成功した組織はありません。
成功事例がないからこそ、様々な著書が出ているのです。
成功事例は学ぶことができませんが、失敗事例は学ぶことができます。成功は人と機会に左右されますが失敗は大抵同じなのです。
マーケティングを学ぶ時に基本的作業や考え方は必要ですが、成功するかどうかは”人と機会”次第なのです。
医療・介護・福祉のマーケティングで重要なのは、とにかく「やってみること」です。
そして、失敗を経験として積み重ねることで組織にあった独自のマーケティング方法を作り上げましょう。
それでは。
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FukushiVisionGroup株式会社 医療・介護・福祉経営コンサルティング
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