おはようございます。
医療・介護・福祉経営コンサルティング Fukushi Vision Group株式会社の塚本です。
本日は『人材を採用しても安心できない理由』についてお話いたします。
弊社では主に、医療・介護・福祉事業における経営支援を行っており、組織の目標達成に向けて伴走型でご支援する経営コンサルティング会社です。
経営支援というのは、主に「仕組み」と「人」に働きかけることが多く、中でも職員の採用・定着に関しては経営支援の柱であると位置づけております。
今日は、その採用・定着の段階における注意点として、
応募者が入社意思を示した!
応募者が入社した!
としても全く安心できないですよ?という内容と、どこまで対策を講じれば安心できるのか?についての解説となります。
まず組織の中に人事部や人事担当が必須であることは、以前から意見していることですが、これらが果たすべき一つの仕事としては、採用活動から採用後の人材が機能するまでの一連のプロセスがあります。
✓採用活動
✓カジュアル面談
✓面接→採用
✓入社前オリエンテーション
✓入社契約
✓入社後オリエンテーション
✓入社時研修
✓定期研修
✓マネジメント
✓機能する
実は人材が入社して機能するまでのプロセスは中々、細かいことがわかります。
しかし、訪問看護ステーション、障害者グループホーム、介護施設、医療機関において、このプロセスを意識しているところは、ほとんどありません。
概ね、採用活動から面接、そして採用までの3段階で終了しており、採用したら安心してしまう企業や法人が多いのです。
この一連のプロセスをみても分かる通り、まだまだ安心できないと思ってほしいところですが・・全く取り組めていないのが現状です。
もちろん、このプロセス通りにすれば100%離職せず、採用した人材が機能するわけではありませんが、組織の職員に対する『姿勢』は伝わるはずです。
単に作業員として採用しているのか。
それとも心から活躍してほしいと願っているのか。
この細かいプロセスには"仕事と職員に対する向き合い方"が表れています。
そのためにも人事部・人材担当など、この一連のプロセスを仕組みとして動かす部門や担当者が必要となります。
考えてもみてください。
ジョブメドレーを活用して採用した場合、フルタイム看護師なら約60万円の手数料がかかります。
ナースバンクなら約120万円です。
マイナビやリクナビで採用しても同じように年収の25%~30%かかります。
結局、1カ月程度で離職してしまえば、それらの費用に加えて見えない時間コストが重なる上、結果的に何も残らないことになります。
それならば、最初から人事担当を採用し仕組みづくりにお金をかけるほうが、よっぽど生きた金の使い方になるはずです。
人材を採用しても、6カ月までは安心できませんよ!
しっかりとフォローし、人を活かす組織創りを目指しましょう!
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FukushiVisionGroup株式会社 医療・介護・福祉経営コンサルティング
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