医療・介護・福祉事業において新規事業を立ち上げ場合には、極力、トップダウン方式を勧めています。
トップダウンか、ボトムアップかというのは割合の問題ではありますが、方向性や考え方、運営方法やルールにおいては、8割はトップダウン、2割はボトムアップが理想です。
立ち上げた事業が訪問系サービスなのか、それとも施設系サービスなのかに関わらず保険収入がメイン事業であれば、利用者や患者にサービスを提供してから、2カ月後に収入が入ってきます。
つまり、最初は設備費や人件費などの大きな投資が必要であり、数ヵ月は出費しかありません。
そんな状態で、入社してきた専門職に運営、営業、人材採用を任せるのはリスクが高く、海にさまようボート状態になってしまいます。
おはようございます。Fukushi Vision Group株式会社 医療・介護・福祉経営コンサルティングの塚本です。
本日から新年度スタートですね。
私も今日から大学院生として、スタートいたします。社会事業大学は、家から約2時間です。
土曜日は対面授業、木曜、金曜はオンラインとなっているので、日々の仕事をしながら両立することができます。
学生になりましたが、以前のような懐かしさはありませんね。
これから1年間、仕事と学生の両立を頑張りたいと思います。
さて、本日は『新規事業はトップダウンで!』というお話をしていきます。
まず、トップダウンとボトムアップについてお話をいたします。
私の理解と経験に基づいて説明するので、多少、真実と誤差があるかもしれませんが、ご了承ください。
1.トップダウン
トップダウンとは、上から下へ。まさにそのままですが、つまり経営層から従業員へ出される指示を、そのまま実行するということです。
意思決定するのはトップ層であり、現場ではないということです。
3つのメリット
・意思決定が迅速である。
・迅速な意思決定から行動も迅速になる。
・PDCAを早く回転できる。
3つのデメリット
・現場からの反発が出やすい
・トップの能力次第
・トップの人望次第
トップダウンの意識決定方式で重要なのは、トップからの指示を現場が、素直に実行するかどうか、となります。
現場や中間管理職に反乱分子いると、トップダウンは機能せず、事業が停滞する可能性がああるのです。
2.ボトムアップ
ボトムアップは、現場からの意見を意識決定に反映することです。文字通り、下から上へです。
3つのメリット
・現場のモチベーションが高まる
・現場の自主性が高まる
・現場の実情に合った意思決定ができる。
3つのデメリット
・意思決定から行動までに時間を要する。
・現場の視点だけになりやすい。
・発言権が強くなるとコントロールが利かない。
どちらの意思決定も、とても重要な考え方なので一方が正しいと言いうことはなく、経営状況に合わせて選択する必要があります。
もし、あなたが経営者であり、新規事業として立ち上げたのならば『トップダウン方式』をお勧めします。
もちろん、それは経営者であるあなたが、現場要員として入っている場合と、そうでない場合にもよります。
まずは売り上げをつくる!ということであれば、迅速なPDCAが重要となります。
意思決定の遅さが、チャンスを逃すことはよくあることです。
波に乗るまでは、トップダウンで。安定したらボトムアップがいいと思います。
もちろん、常に相談しながら進める中間ポジションがあってもいいとおもいますけどね。
【クライアント例】
・総合病院、総合診療クリニック、訪問診療クリニック
・有料老人ホーム、サービス付高齢者向け住宅、特別養護老人ホーム、デイサービス
・訪問看護ステーション、訪問医療マッサージ、訪問介護ステーション
・障害者グループホーム、就労継続支援B型・A型事業所
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FukushiVisionGroup株式会社 医療・介護・福祉経営コンサルティング
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