多くの経営者が悩みこの2択ですが、どんな状況にも当てはまる答えは存在しません。
その時、その時の状況により、経験者を採用すべきであり、また未経験者を採用すべきなのです。
もしあなたが、人材採用の決定権をもっており、経験者と未経験者で悩んだ場合は、ひとつだけ覚えていただきたいことがあります。
これは人材採用する上で、とても重要な基準のひとつになり得るのです。
それが『ポテンシャル』です。
おはようございます。Fukushi Vision Group株式会社 医療・介護・福祉経営コンサルティングの塚本です。
今年も早3ヵ月が経とうとしていますね。
仕事をしていると、時期や時間、曜日感覚がマヒしてしまい、気づけば夏だったというのも良くある話だと思います。
どれだけ一日一日を大切に生きてくか、どれだけ自分の時間を自分主導で動かせるかが非常に重要だと思います。
多くの人は自分の時間を他人に切り売りしているのが現状だとおもいますが、
切り売りしている時間も、どのように自分で意味付けするかによって、なんとく幸福度が変わってきそうですね。
さて、本日は『経験者を採用するか、未経験者を採用するか』というお話をします。
これは状況次第で変わりますが、年齢や性別に関わらず、一番大事にしてもらいたいのが『ポテンシャル』です。
ポテンシャルには2つの種類があります。
1.成長ポテンシャル
まずひとつめは「成長ポテンシャル」です。これは、つまり育てれば組織にとって強い味方になれるくらいの成長度があるか、ということです。
仕事や考え方、これらを育てることで吸収し、近い将来的に活躍できる人材なれることが重要となります。
そういった意味では、大学卒業直後の新卒や若い人材を採用したがる企業の気持ちは良く分かります。
2.役割ポテンシャル
2つめは「役割ポテンシャル」です。これは、現在、組織に必要な役割を担えるかどうかという単純明快なポテンシャルです。
最低限のことだと思いますよね?
ただ、人は入社してみなければ分かりませんので、今必要な役割を担ってもらえるかどうかというのは心配に値する項目なのです。
つまり即戦力になれるかどうかです。役割ポテンシャルを重視する傾向は、中途採用時によく見られます。
それでは、経験者と未経験者を採用する場合、どちらが良いのでしょうか?
もしあなたが経営者で、スタートアップとして立ち上げる場合は、決まって経験者採用でなければなりません。
訪問介護、訪問看護、障害者グループホーム、有料老人ホームなど、ある程度最初の投資が必要で、かつ回収が通常の商売よりも2カ月後であるならば、早期に売上を作る必要があります。
経験者を採用し、役割ポテンシャルを重視し、経験者を採用することをおすすめします。
次に、経営者であるあなたの事業状況が、ある程度落ち着き、人材に投資する余裕がある、将来組織を背負う人材を増やすということであれば、成長ポテンシャルを重視し、未経験者をすべきでしょう。
ここで、未経験者を採用するときに注意することがあります。
それは組織の中に育成担当がいること、そして育成プログラムがあることです。
人は育てなければ辞めてしまう時代です。
辞めてしまう可能性があっても、雇用した責任として育成・教育することは当然なのです。
また、私はここで年齢の話をしていませんが、心の中では年齢は関係ないと考えていますが、現実問題、年齢により成長ポテンシャルの上下があり、役割ポテンシャルの上下があるのも事実です。
年齢が高いほど、考え方が凝り固まっており成長ポテンシャルが低く、また即戦力として採用しても、期待値以下の役割しか担えないなど、トラブルは多いものです。
このポテンシャルを図るときに必要なのが試用期間となりますので、
正社員やパートに関わらず、必ず試用期間を定め、ポテンシャル以下の実績であれば解雇やむなしという文言を追加しましょう。
それほど、人材採用は大変で、トラブルが起きやすいのです。
【クライアント例】
・総合病院、総合診療クリニック、訪問診療クリニック
・有料老人ホーム、サービス付高齢者向け住宅、特別養護老人ホーム、デイサービス
・訪問看護ステーション、訪問医療マッサージ、訪問介護ステーション
・障害者グループホーム、就労継続支援B型・A型事業所
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
FukushiVisionGroup株式会社 医療・介護・福祉経営コンサルティング
1.営業の右腕(営業支援)
2.人事の左腕(人材支援)
3.組織の知恵(組織強化支援)
ご相談はこちら↓
070-1527-2565
Comments