おはようございます。 Fukushi Vision Group株式会社 医療・介護・福祉経営コンサルティングの塚本です。
今日は「看護師の想いだけでは事業所は潰れる」というお話をします。
正直、かなり難しい問題です。でも、実際、事業とは人とお金が円滑に回らなければ潰れてしまいます。
人もお金もどちらも大事ですが、ある程度、お金があれば何とかなるものです。
現場の看護師さんというのは、結局は雇われですから、管理者であろうとも経営のことはよくわかりません。実際にいくらお金がかかっているか、計算すらせずに常に現場の想いだけを語りますから、当然、やっかいですよね。
しかし、経営者としてそんな看護師さんにも理解してもらうための努力が必要です。そもそも看護師さんというのは、職業上、そういうものです。
私の知っている訪問看護ステーション、あるいは訪問医療マッサージ、訪問介護ステーションの経営者は口をそろえて言います。
「医療や介護の想いだけでは経営はできない・・・」
経営ができないということは、つまりは必要なサービスが提供できなくなるということです。結果的に、困るのは利用者さんなのです。
現実的に、現場の想いだけでは難しいのです。
医療や介護の想いとは、結局は自己満足なのではないでしょうか。
その想いというのは、必ずしも利用者や家族に伝わりません。利用者が認知症、寝たきり、意識がないという状態であれば、よくわかると思います。
自分がどれだけやってあげたか?という自己満足と自己肯定感を満たすための行動に過ぎないのです。
本当に、利用者さんのことを考えるなら、まず事業の安定を図ることが必要です。基盤を創り、お金が回るようにして、看護師の質を上げ、レベルの高い人材が適切な看護サービスを提供するようにするのです。
私もそうですが、日本人ってなんとなく、白か黒かという判断になりがちです。バランスを取るという考えが、あまり働かないようですね。
これまで様々な専門職の方と話をしてきましたが、いつも同じ話になるのは「想い」か「売上」か?
ということです。
いやいや、バランスでしょう?経営状況やタイミングにもよるでしょう?
管理者として持つべき視点は、経営視点と現場視点のバランスです。どっちかではありませんから、誤解しないでほしいですね。
自分で経営してみて、初めて理解できるものです。
どんなに素晴らしい想いを掲げても、お金が稼げなければ意味がありません。
もし、皆さんが雇われ管理者だったら、まず自分の視野の狭さ、考え方がバケツ並みであるということを自覚し、他にも考えられないか?ということを意識してみてください。
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