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中途半端な気持ちで訪問看護ステーションを立ち上げてはいけない

更新日:4月20日



おはようございます。Fukushi Vision Group株式会社 医療・介護・福祉経営コンサルティングの塚本です。




今日は、近頃注目度が高まっている"訪問看護ステーション"の起業について、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。











近年、訪問看護ステーションの数が増加している背景には、ふたつの大きな理由があります。ひとつ目は、国としての方針であり、社会保険料を抑えつつ、皆さんが住み慣れた町、住み慣れた家で暮らし続けられるような環境を整えるということ。



これにより、急性期病床よりも、在宅復帰につながる回復期や地域包括ケア病棟が増える方向に動いているんです。(ただし、これは最新の情報ではないため、再確認が必要です)





ふたつ目の理由は、この政治的背景を利用し、訪問看護ステーションを新たなビジネスチャンスと見る投資家や起業家たちの存在です。私たちのように、医療・介護・福祉業界に携わっていると、「訪問看護ステーションは6ヵ月で黒字化できる」といった広告を頻繁に目にします。





以上の理由から、訪問看護ステーションの数は日々増えています。しかし、その一方で、訪問看護ステーションが増えることは、それだけ競争も激しくなるということを意味します。





地域人口、高齢者の数、訪問看護ステーションの対象者の数は一定ですから、必然的に競争が生まれます。この状況で勝ち残る訪問看護ステーションとは、多様なニーズに対応でき、経験豊富で、さらに柔軟性を持っているところでしょう。





私自身、これまでに20社以上の訪問看護ステーションの経営相談を受け、現在も4社ほど支援しています。中には、開業して間もないステーションがライバルの多さや人材・利用者確保の難しさに直面し、開業からわずか3ヵ月で撤退してしまったケースもありました。


その方に「なぜ立ち上げようと思ったのか?」と質問したところ、明確な回答が返ってこなかったのは非常に残念な結果でした。





訪問看護ステーションの立ち上げは、労力や費用を多大に必要とします。事務所費用、人材確保費用、備品や設備費用、そして融資ならば約1000万円です。訪問看護ステーションの経験と、それをビジネスとして立ち上げることは全く別のプレッシャーを伴います。





新会社の立ち上げは、従業員、地域住民、連携施設など、多くのステークホルダーが関わる重要な事業です。それを成功させるには、十分な「覚悟」が必要です。




覚悟を決めたら、目標に向かって邁進し続けるしかありません。途中で休むことなく、絶えず努力を続けるのが起業家の道です。




半端な気持ちでビジネスを立ち上げると、後悔しか残りません。訪問看護ステーションを起業する際は、その覚悟を持つことが、成功への第一歩と言えるでしょう。




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【クライアント例】


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FukushiVisionGroup株式会社 医療・介護・福祉経営コンサルティング

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